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ルドルフ・コラム

Column.06
~気をつけよう 熱中症~

熱中症ってどんな病気?

気温や湿度が上昇してくる季節は、人間と同じように、犬も猫も『熱中症』にかかる危険性が高まります。人間のように全身で汗をかくことができないわんちゃんは、高くなった体温を下げることが苦手なため、暑さに弱く熱中症になりやすい動物です。

熱中症は、きちんと対処をしておくことで防ぐことができる病気です。正しい知識を身につけておきましょう。

 

熱中症とは、熱によっておこるさまざまなからだの不調のことをいいます。気温が高い環境にいると、体温の調節機能が乱れたり、体内の水分量や塩分量のバランスが崩れたりします。すると、ふらつきや意識障害、チアノーゼなどをはじめ、様々な臓器の障害が引き起こされます。

 

どんな症状がでるの?

【こんな時は要注意!】

・暑さで元気がない。

・ぐったりしている。

・食欲がない。

・激しいパンティング(ハァハァ呼吸する)

・大量のよだれ

・嘔吐、下痢

 

【すぐに病院へ行くべき症状】

・歯茎が白い・舌が紫色(チアノーゼ)

・痙攣が起きている

・意識が混濁している

・下血、吐血している

 

熱中症になりやすい犬種は?

・ブルドック、パグ、シー・ズ―、チワワなどの短頭種

・原産地が寒い地方の犬種厚い被毛に覆われている犬種(シェットランド・シープドック、シベリアンハスキーなど)

子犬老犬

肥満気味、心疾患呼吸器疾患をもっている犬

熱中症の症状がみられたら?

熱中症かな?と思われる症状が現れたら、できる限りの応急処置を行ってから病院へ連れていきましょう。

【対処1】 

 直射日光を避け、風通しの良い涼しい場所へ移動する

【対処2】 

 身体を冷やす。大きな血管が通っている、首や脇の下・太ももの内側などをタオルに包んだアイスノンを当てて冷やす。

 濡らしたタオルで全身をくるみ、扇風機やうちわなどで冷風をあてる。※冷やしすぎに注意。

【対処3】 

 水が飲めそうなら、少しずつ飲ませる

【対処4】 

 応急処置で回復したとしても、体はダメージを受けている可能性があるので、動物病院を受診する

熱中症にならないように予防しよう!

熱中症を防ぐために、犬が熱中症にならないような環境を整えましょう。

〈外出時の注意〉

散歩は朝晩の涼しい時間帯に行いましょう。犬は人間より地面に近いところを歩くため、アスファルトの輻射熱によって、より暑いところを歩かなくてはなりません。日が沈んで、地面の熱が下がってからお散歩しましょう。

・水分補給のために犬用の飲み物を持ち歩き、いつでも必要な時に飲めるようにしておきましょう。

車内でのお留守番は絶対にやめましょう。エアコンの入っていない夏場の車内は、50度近くまで気温が上がります。窓を開けていてもあまり効果がありません。わずかな時間でも大変危険ですのでやめましょう。

 

〈室内飼育の場合〉

・クーラーや扇風機を用いて、温度や湿度が高くなりすぎないように注意しましょう。

    室温の目安は25~28℃、湿度は45~65%程度が良いでしょう。

 

〈室外飼育の場合〉

犬小屋は日陰や風通しの良いところに移動しましょう。リードで繋ぐ場合は長めにしておき、涼しい場所へ自由に移動できるようにしておくと良いでしょう。周辺に打ち水をするのも良いでしょう。

熱中症は命にかかわることもある恐ろしい病気です。
しっかり対策をして、快適な夏を過ごしましょう。