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2019年11月26日
Column.02 ~フィラリアの予防薬はどんな種類があるの~

フィラリアのお薬ってどんな種類があるの?

フィラリアの予防薬には、色々な種類があります。今回は注射タイプ・飲み薬タイプ・スポットタイプに分けてご紹介します。

フィラリアに対する効果はどれも同じですので、わんちゃん・ねこちゃんと飼い主様の使いやすいタイプを選びましょう!

 

~フィラリア症とは?~

フィラリア症は犬糸状虫症とも呼ばれ、犬にとっては非常に重要な病気です。まれに猫にも感染します。犬糸状虫が蚊を媒介して犬の心臓や動脈に寄生することにより、血液の流れが悪くなり、心臓だけでなく肝臓や腎臓、肺などにも障害がおきます。室外で過ごす犬だけでなく、室内犬にも感染する可能性は充分にあります。

フィラリア症についての詳しい説明は、犬の病気の予防について のページをご覧ください。

注射タイプ

1回の注射で、1年間フィラリアを予防することができます。

毎月の投薬がなくなるため、飲ませ忘れが心配な方にもおすすめです。飲み薬やスポットタイプが苦手なわんちゃんでも、病院で獣医師が確実に投与するため安心です。

また、年中いつでも予防を開始できるので、病院が混雑する春のシーズンを避けて、秋・冬にフィラリア予防をすることができます。

 

ただし体重によって注射薬の量が変わるため、成長過程の子犬ちゃんには接種することができません。

飲み薬タイプ

飲み薬タイプは、蚊が出始めた1ヶ月後から、蚊がいなくなった1ヶ月後まで(地域によって異なりますが、5月から12月までが一般的です)毎月1回飲ませるお薬です。

お肉やクッキーのようなチュアブルタイプと、錠剤タイプがあります。チュアブルタイプは、おやつ感覚で喜んで食べてくれるわんちゃんも多いようです。

 

途中で投薬をやめてしまったり、最後に飲ませ忘れてしまったりするとフィラリアに感染してしまう恐れがありますので、予防期間中は毎月しっかり予防しましょう。

スポットタイプ

スポットタイプは、背中に垂らして予防する液体のお薬です。

飲み薬を飲んでくれなかったり、吐いてしまったりするわんちゃんでも投薬が可能です。また、猫ちゃんや子犬ちゃんでも使用しやすいお薬です。

飲み薬タイプと同じく、蚊が出始めた1ヶ月後から、蚊がいなくなった1ヶ月後まで毎月1回忘れずに予防する必要があります。